診療科目

精神科(認知症)

現在我が国は未曽有の高齢化社会を迎え、地域のお年寄りは複数の疾患を同時に抱えられていることも多く、かつ財政的な事情もあり、長期入院や過剰な医療機関受診を控えられる傾向があると言われています。

高齢者の増加に伴い、認知症への対策も急務となっており、その指針となる戦略として厚生労働省より2017年に「新オレンジプラン」が策定されました。「認知症の人の意思が尊重され、出来る限り住み慣れた地域の良い環境で自分らしく暮らしを続けることができる社会を実現する」ことが目標とされていますが、当クリニックは地域に根差した、“かかりつけクリニック”として、認知症患者さんが出来るだけ在宅で生活できるよう、寄り添っていきます。
必要に応じて、地域の介護サービスや行政の窓口のご紹介など、必要なサービスに関する具体的なアドバイスをご提供します。

最近は、内科の医療機関でも認知症を広く取り扱っていますが、特に精神症状を伴う認知症(怒りっぽい、暴力、幻覚・妄想、介護抵抗、徘徊など)でお悩みの方は当クリニックにご相談ください。

当クリニックは認知症以外に、統合失調症、抑うつ、躁うつ病(双極性障害)、神経症(不安障害、強迫性障害)、てんかんなどの器質性精神障害などの精神疾患一般にも対応します。一般的に“病院の精神科”と聞くと、少し敷居が高いと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。他院の検査で異常がなく原因がわからない場合、もしかしたら精神科の範疇かもしれません。「病院はちょっと・・・」と抵抗感がある方は、まずは当クリニックをご受診ください。

向精神薬(抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、気分安定薬、抗認知症薬 等々)を用いた薬物療法や、通院精神療法を併用して外来にて治療いたします。患者さんには十分な説明を行い、自発的に治療に参加してもらえるように心掛けています。その上で、入院が必要と判断される場合には専門医療機関をご紹介します。

心療内科・内科

当クリニックは心療内科・精神科を中心に診療していますが、内科的身体疾患(一般内科)も初期対応、応急対応を中心に診察いたします。皆さんが病気になって不安を感じた時、まずは身近で気軽に相談出来て治療を受けることができるクリニック(プライマリ・ケア)を目指しています。

“プライマリ・ケア”とは我が国では欧米とは異なり、長年プライマリ・ケア医としてのスペシャリティは存在せず、従来開業医や一般病院の外来などで、一般の内科医、小児科医などによって提供されてきました。何となく不調を抱えてご自身の病気が何か分からない場合や、どこの診療科を受診したらよいかわからない場合など、取り急ぎのご対応を希望される場合にも、お気軽にお問い合わせください。

無論、実際には当クリニックで治療が全て完結する場合とそうではない場合があります。
完結しない場合とは、
①生命に関わる状態で緊急の治療をしなくてはならない場合
②高度で専門的な治療を要する場合
③特殊な検査が必要で当クリニックでは対応できない場合
などがそれにあたりますが、その場合は高次的な診療をお受けできるよう専門医療機関をご紹介致します。

心療内科は、心理的要因から身体症状があらわれる「心身症」の治療を主な対象とするものと定義されています。心療内科と精神科は同じ診断基準を用いるため、対象となる症状には重複する部分も多くあります。実際の医療現場では厳密に心身症だけを治療するというわけではなく、軽度のうつ病、パニック障害、不安障害、強迫性障害といった精神疾患にも対応可能な領域も多くあり、治療対象はかなり広がっています。“精神科”と基本的な治療に大きな差異はありません。

健診・予防接種

※完全予約制にて行っております。

健康診断について

各種健康診断(学校、会社(入職時)、施設入居)対応します。各自書類に必要な検査、詳細項目をご確認の上ご来院ください。健診当日は朝食を取らずに来院してください。(所定の記入用紙がある場合は、ご持参下さい。)
(お薬、水、お茶は飲んでも構いません。)
ご不明な点は事前にお問い合わせください。

予防接種について

当クリニックはインフルエンザワクチン予防接種を行っております。お気軽にお問い合わせください。